AGA(男性型脱毛症)の原因は何がありますか?
活性型の男性ホルモンの影響で、毛の成長期が短くなることが原因です。
通常、髪の毛の成長サイクルは、成長期・退行期・休止期・脱毛期の4つの段階からなり、約80~90%が成長期にあります。
しかし、AGA(男性型脱毛症)では、髪の毛が成長期にある時間が短くなるため、異常に短く細くなります。
AGA(男性型脱毛症)の患者さんは、活性型の男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の濃度が高くなっています。また、毛が薄くなった部位の毛根では、男性ホルモンを活性型に変化させる働きをする酵素や、男性ホルモン受容体(センサー)も増えています。
ジヒドロテストステロンによって、髪の毛を作る役割を持つ細胞の増殖を妨げられることが、主な原因と考えられています。
発症には、遺伝や環境などが複合的に関係していると考えられており、いくつか発症に関係する遺伝子が見つかっている他、メタボリックシンドロームなどとの関連が指摘されています。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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