成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療はいつまで続けますか?
骨の成長が止まる思春期ごろまでが目安です。その後、再評価します。
身長を伸ばすための治療は、骨の成長が止まるまで続けます。具体的には、手のレントゲン検査で骨の成熟(骨端線閉鎖)が確認されたり、年間の身長の伸びが2cm未満になったりした時点が終了の一つの目安となり、これはおおよそ思春期の終わり頃にあたります。
ただし、治療が終了した後に再度検査を行い、成長ホルモンの分泌が依然として不足しているかどうかを確認します。もし成人後もホルモン不足が続く「成人成長ホルモン分泌不全症」と診断された場合は、身長のためではなく、筋肉や骨の維持、脂質代謝の改善などを目的に、量を調整して治療を継続することがあります。
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(参考文献)
日本小児内分泌学会.“成長ホルモン分泌不全性低身長症の小児期の成長ホルモン治療から成人期の成長ホルモン治療への移行ガイドライン”..https://jspe.umin.jp/medical/files/guide110101475_2.pdf,(参照 2025-11-19).
日本内分泌学会.“間脳下垂体機能障害の診断と治療の手引き(平成 30 年度改訂)”..https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrine/95/S.May/951/pdf,(参照 2025-11-19).
日本小児内分泌学会.“SGA性低身長症におけるGH治療の手引き”..https://jspe.umin.jp/medical/files/SGA_guide.pdf ,(参照 2025-11-19).
Ana Beatriz Winter Tavares et al.“Growth hormone deficiency and the transition from pediatric to adult care”.National Library of Medicine.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9432185/,(参照 2025-11-19).
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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