ステージIIIの非小細胞肺癌でEGFRやALKが陰性と言われました。手術前にニボルマブ(オプジーボⓇ)を使うことで、手術の成功率はどの程度改善されますか?
このお薬を使用して、再発等が起こるまでの期間が長くなることが報告されています。
ステージIIIの非小細胞肺癌において、手術前にニボルマブ(オプジーボⓇ)と、他のお薬を併用する治療(術前補助療法)は、EGFRやALK遺伝子変異がない患者さんを対象とした国際共同試験で、その効果が検討されています。
この試験では、手術前にニボルマブと他のお薬を併用した場合、他のお薬のみの場合と比較して、病気が悪化したり、再発したり、あるいは命に関わるような出来事が起こるまでの期間(無イベント生存期間)が長くなることが示されました。
具体的には、ニボルマブと他のお薬を併用したグループの無イベント生存期間の中央値は31.57ヶ月でしたが、他のお薬のみのグループは20.80ヶ月でした。これは、より長く病気の再発や進行を抑えられることを示唆しており、手術を含めた治療全体の改善に貢献すると考えられますが、手術の成功率が、何を示すのかについては定義が難しく(例えば、合併症の減少や完全切除率の向上を示すのか)直接的な回答は困難です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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