ランソプラゾール(タケプロンⓇ)では、どのような副作用がみられますか?

このお薬の主な副作用として、下痢、味覚異常、腹部膨満感、貧血、発疹などが報告されています。

解説

ランソプラゾール(タケプロンⓇ)の主な副作用として、下痢、味覚異常、腹部膨満感貧血発疹などが報告されています。

重大な副作用

  • アナフィラキシー(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難等)(0.1%未満)、ショック(0.1%未満)

全身の発疹やかゆみ、顔面のむくみ、呼吸が苦しいなどの症状がみられます。

  • 汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(0.1%未満)、顆粒球減少(0.14%)、血小板減少(0.15%)、貧血(0.14%)

体がだるい、鼻や歯茎からの出血、息切れ、発熱などの症状がみられます。

  • 肝機能障害(0.1%未満)

体がだるい、食欲がなくなる、白目や皮膚が黄色くなるなどの症状がみられます。

  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満)

皮膚が赤くなるなどの皮膚症状、発熱、倦怠感、口の中に発疹ができるなどの症状がみられます。

  • 間質性肺炎(0.1%未満)

発熱、息苦しいなどの症状がみられます。

  • 尿細管間質性腎炎(頻度不明)

発熱、関節痛などの症状がみられます。

  • 視力障害(頻度不明)

ものが見えにくい、視野に異常が出るなどの症状がみられます。

  • 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)

血便腹痛、ひどい下痢などの症状がみられます。

その他報告されている副作用

胃潰瘍逆流性食道炎などの消化器疾患に使用した場合(頻度:1~5%未満のもの)

  • 発疹、そう痒
  • AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇
  • 便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、大腸炎(collagenous colitis等を含む)
  • 頭痛眠気
  • 発熱、総コレステロール、尿酸の上昇

ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助として使用した場合(頻度:5%以上のもの)

  • 軟便(13.7%)、 下痢(9.1%)

このお薬の副作用について疑問点などがある場合には、主治医にご相談ください。

公開日

最終更新日

無所属 薬剤師

齊藤 由佳 監修

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