生理の出血量や期間がおかしい
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
「生理の出血量や期間がおかしい」がどの病気に関連するかAIでチェックする
生理の出血量や期間がおかしいという症状について「ユビー」でわかること
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「生理の出血量や期間がおかしい」はどんな症状ですか?
生理の出血量や期間がおかしいとは
「生理の出血量や期間がおかしい」に関連する主の病気には、子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、子宮発育不全などがあります。
「生理の出血量や期間がおかしい」に関連する症状はありますか?
「生理の出血量や期間がおかしい」のQ&A
- A.
更年期であっても生理の量が多い場合には過多月経と考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経血量が多い(140ml以上)場合に過多月経と呼びますので、更年期に月経血の量が多い場合も過多月経です。
更年期になると定期的な排卵が起きなくなることで月経周期が乱れ、過多月経になることがあります。
しばらく月経が来なかったけど、久しぶりに月経が来たら出血量がとても多かった、といったことはよくあります。
一方で、子宮筋腫や子宮体がんなどの子宮の病気の可能性も考えられますので、いつもと異なるようであれば一度産婦人科を受診するようにしましょう。 - A.
過多月経は女性の貧血の主要な原因とされています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経に伴う出血で鉄欠乏性貧血になることは少なくありません。
過多月経は月経のある年代の女性の貧血の主な原因とされています。そのため、過多月経の女性の診療においては、貧血の可能性を念頭において血液検査などを行い、貧血を認める場合には鉄剤などを処方することが一般的です。
また、逆に月経のある女性で貧血を認めた際には、過多月経や過多月経を引き起こす子宮の病気の有無を確認することが望ましいため、一度婦人科を受診することを推奨します。 - A.
過多月経は以下のチェック項目に回答することでセルフチェックすることができます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経量を正確に測定することは困難ですが、一般的には以下のような症状を認める場合には過多月経の可能性が考えられます。
チェック項目に一か所以上該当するような場合には、一度産婦人科を受診のうえ医師と相談するとよいでしょう。- 月経量が多いため熟睡できない
- 月経量が多く、日中通常のナプキンでは生活に支障をきたす
- 血の塊が出る
- 貧血がある
また、症状検索エンジン「ユビー」に回答することでもセルフチェックすることができます。
- A.
レバー状の大きな血の塊がたくさん見られることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般的に生理は、非凝固血(固まりにくいサラサラとした血液)とされています。
小さな塊の場合は、通常の生理においても認めることがありますが、2.5cm以上の大きな塊を認める場合には病的と判断する傾向があります。
過多月経であっても血の塊は認めないこともあります。 - A.
一回あたりの生理の量が多いことを「過多月経」と言います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一回あたりの生理の量が多いことを「過多月経」と呼びます。
過多月経の目安として、出血量が150ml以上とされていますが、実際には生理の量が多くて困っている場合には「過多月経」と判断することが一般的です。
生理がある女性の5~10%程度に「過多月経」を認めます。
「過多月経」の女性では以下のような症状や所見を認めることがあります。凝血塊
生理中に比較的大きな血液の塊を認めることがあります。
立ちくらみ、倦怠感、動悸など
- A.
一般的には自分で治すことは難しいと考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る慢性的な過多月経の場合には子宮筋腫や子宮腺筋症、内膜ポリープなどの子宮の病気があることが多く、自分で治すことは難しいと考えられます。
一方で過多月経の原因が以下のような状況では、自然に改善する、あるいは自分で改善できる可能性があると考えられます。無排卵が原因での過多月経
自然に排卵が安定する、あるいは閉経することで過多月経が改善する可能性があります。
また、生活習慣やホルモンバランスの改善によっても症状が軽減する可能性もあります。出血を助長する薬物やサプリメントを摂取している
休薬することで改善する可能性があります(医療機関から処方されている場合には、事前に休薬の是非を相談する必要があります)。
- A.
過多月経が原因で、出血性ショックになることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経をはじめ大量の子宮由来の出血が原因で出血性ショックになることもあります。
出血性ショックとなった場合には、出血を止める処置を行うとともに点滴や輸血の準備も行う必要性があります。
止血の治療としては、薬物治療としてホルモン剤の投与や止血剤の投与を行いますが、すでに出血性ショックになっている場合には、子宮の物理的な圧迫や子宮動脈の血流を落とす処置(子宮動脈塞栓術)、子宮摘出などを選択することもあります。 - A.
過多月経を放置することで重度の貧血となり、場合によっては生命の危機となる可能性もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経を治療せずに放置しておくことで、重度の貧血となり、場合によっては死亡する可能性も否定できません。
慢性的な過多月経に伴い、徐々に貧血が進行することもあれば、急に大量の出血を認めることもあります。
また、両者が組み合わさって生命の危機になることもあります。特に慢性的に過多月経が続いているような場合には、出血が多い状況に慣れてしまうことで受診が遅れる方もいます。
定期的に婦人科検診や内科検診で貧血などのチェックを受けるとともに、日常生活に支障をきたすような出血がある場合や、月経時に血の塊が出てくるような場合には早めに産婦人科を受診するとよいでしょう。 - A.
子宮がんが原因で過多月経になっている可能性も否定はできません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経の原因はさまざまです。一般的には子宮筋腫や子宮腺筋症、ポリープなどの良性疾患が多く、悪性腫瘍の頻度は決して高くはありませんが、子宮体がんや子宮頸がんなどの子宮の悪性腫瘍が原因で過多月経になることもあります。
そのため、過多月経や月経期以外のタイミングでの不正出血がある場合には、これらの子宮がんの検査も考慮することとなります。
過多月経がある場合には、自己判断で放置せずに産婦人科で原因検索を受けることを推奨します。 - A.
なんらかの治療を要することが多いのですが、自然に改善することもあります。
解説過多月経の原因は子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなど、さまざまです。
このような子宮の病気があり、慢性的に過多月経になっている場合には原則治療を必要とします。
一方で、ホルモンバランスの乱れなどが原因での一時的な過多月経であれば自然に改善することもあります。
特に10代後半の比較的若い年代や、40代後半から50代前半にかけての更年期の方などによくみられる無排卵周期症では、月経周期が乱れ、過多月経となります。
排卵周期が整う、あるいは閉経となることで、自然に改善することがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本産科婦人科学会. 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023. 日本産科婦人科学会. 2023
L. Whitaker, et al. Best Pract Res Clin Obstet Gynaecol. 2016, 034, 0054. - A.
月経血の量がいつもよりも多い場合には、過多月経の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経血の量がいつもより多い場合には過多月経の可能性があります。
正確には「普段と比べて」ではなく、出血量が140mlを超えるような場合に過多月経と呼びます。
しかしながら月経血の量を測定することは現実的ではありません。そのため、- 血の塊が出る
- 日常生活に支障をきたす
- 頻回にナプキンを交換する必要がある
- 月経のために夜熟睡できない
といった場合、特に貧血を伴うような場合には、総合的に過多月経と判断することが多いです。
多くの過多月経の方においては、今回の月経時だけでなく慢性的に月経血の量が多くなりますが、月経周期ごとに出血量が異なる可能性もあります。 - A.
ホルモンバランスの異常などの機能的な疾患か、筋腫やがんなどの疾患が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経には、子宮に明らかな病気を認める場合と認めない場合があります。
子宮の病気に伴う場合
月経では、周期的に子宮内膜が剥がれ落ちることによって出血し、子宮が収縮することで止血します。内膜の表面積が増えたり、厚くなることや、子宮の収縮が悪い時などに経血量が増えます。
代表的な病気として以下のようなものが挙げられます。子宮内膜ポリープ
子宮内膜の細胞が何らかの理由で異常に増殖し、子宮の内腔にポリープ(=腫瘍)ができます。不正出血や過多月経の原因となります。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。筋腫のために子宮が変形し、出血源である子宮内膜の面積が大きくなるため出血量が増えます。
子宮腺筋症など
出血源である子宮内膜の面積が大きくなることなどが原因で、出血量が多くなりやすいとされています。
子宮内膜増殖症
子宮内膜が厚くなることで出血量が多くなります。
子宮に明らかな病気を認めない場合
ホルモンバランスの異常 (排卵障害・黄体機能不全など)
生理周期を維持している女性ホルモンのバランスが崩れることで、過多月経となることがあります。
凝固機能異常(特発性血小板減少性紫斑病など)
元々出血が止まりにくい体質の方は出血量も多くなりがちです。
薬剤性
血液の流れを良くしたり、血液が固まりにくくなるような薬などが原因で出血量が多くなることもあります。
- A.
仕事に集中できない、夜間熟睡できない、ふらつきがあるなど日常生活に影響がある場合には積極的に受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下記のような症状がある場合には、貧血が進行している可能性もあるため速やかに受診することが望ましいです。
- ふらつき、立ち眩み、動悸などの症状がある
- 月経中、仕事に集中できない、夜間熟睡できないなど日常生活に支障がある
上記のような症状がない場合でも、健康診断で貧血を指摘された場合や、出血量が徐々に増えてきていると感じるような場合には、一度産婦人科を受診することをおすすめします。
- A.
産婦人科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る過多月経の原因の大半は、子宮の疾患や卵巣機能の問題などの産婦人科疾患です。そのため、過多月経の場合は産婦人科を受診するようにしましょう。
かかりつけの病気で内服している薬がある場合や、月経時以外にも血液が止まりにくい場合などは、通院先や内科で相談してみてもよいでしょう。
生理の出血量や期間がおかしいという症状はどんな病気に関連しますか?
生理の出血量や期間がおかしいという症状に関連する他の症状をチェック
生理の出血量や期間がおかしいという症状について、医師からのよくある質問
- 直近3ヶ月で一度でも性行為を行いましたか?
- 生理の出血が8日以上続きますか?
- 生理の出血が2日以内に終わってしまいますか?
- ナプキンが2時間もたないほど生理出血が多い、または出血のなかにレバーのようなかたまりがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
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