発熱時に子供がピクピク動くのは熱性けいれんですか?
発熱時のピクピクが長く続き意識がない場合は熱性けいれんの可能性があります。
発熱時に子どもがピクピク動くのは、熱性けいれんである可能性もありますが、すべてがそうとは限りません。
熱性けいれんかどうかは、その動きの持続時間、意識の有無、左右対称かどうかなどによって判断されます。
典型的な熱性けいれんには、以下のような特徴があります。
- 38℃以上の発熱がある
- 全身または左右対称の手足がガクガク・ピクピクと動く
- 数秒から数分続く
- 発作中は意識がない、目が合わない
- 発作後はしばらく眠ってしまう
このような場合は、熱性けいれんと考えられます。
一方で、「ピクピク」がごく短時間でおさまり、意識がはっきりしている、目が合っている場合は、けいれんではなく、熱による一時的な震え(悪寒)であることもあります。
特に発熱の初期には体温の上昇に伴い、ブルブルと震えたり、筋肉がピクピクと反応することがあります。これらは生理的な反応であり、けいれんとは異なります。
ただし、以下のような場合には医師の診察が必要です。
- ピクピクが数分間続く
- 意識がない・反応が鈍い
- 目が上を向いたり白目になる
- 何度も繰り返す
- 発作後に普段と様子が違う
迷うような場合は、スマートフォンなどで動画を撮っておくと、受診時の診断に役立つことがあります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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