アデノウイルスで熱性けいれんになることはありますか?
アデノウイルス感染でも高熱により熱性けいれんが起こることがあります。
アデノウイルス感染症でも、熱性けいれんが起こることがあります。
アデノウイルスは子どもに多い一般的なウイルスで、発熱や咽頭炎、結膜炎、胃腸炎などを引き起こします。高熱が出ることが多いため、熱に伴うけいれん(熱性けいれん)が誘発されることがあります。
複数の研究報告により、アデノウイルスが熱性けいれんに関連する一般的なウイルスの一つであることが示されており、アデノウイルス感染症の子どもを対象とした研究でも、熱性けいれんが主な症状として頻繁に報告されています。
アデノウイルス感染による熱性けいれんの発症リスクは、インフルエンザやパラインフルエンザと同程度であり、RSウイルスやロタウイルスよりも高いとされています。他のウイルスと比べて特に頻度が高いわけではなく、通常は単純型熱性けいれんとして良好に経過します。
熱性けいれんは、あくまで「発熱がきっかけとなって起こる一過性のけいれん」であり、ウイルスの種類自体が特異的に原因となるわけではありません。
つまり、インフルエンザやRSウイルス、アデノウイルスなど、どのような感染症でも高熱を伴えば熱性けいれんが起こる可能性があります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
Yhu-Chering Huang et al.“Adenovirus infection associated with central nervous system dysfunction in children”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23619053/,(参照 2025-07-15).
Brian Chung et al.“Relationship between five common viruses and febrile seizure in children”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17284480/,(参照 2025-07-15).
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