熱性けいれんを24時間以内に2回以上繰り返す場合、どうすればいいですか?
24時間以内に2回以上熱性けいれんが起きたら、すぐに医療機関を受診してください。
熱性けいれんを24時間以内に2回以上繰り返す場合は、救急受診が必要です。
24時間以内に2回以上繰り返す熱性けいれんは「複雑型熱性けいれん」に分類され、一般的な単純型熱性けいれん(1回のみ、短時間)よりも注意が必要です。
以下のような場合は、複雑型熱性けいれんとして、すぐに医療機関を受診する必要があります。
- 発作が5分以上続く
- 意識がなかなか戻らない
- 左右非対称なけいれん
- 24時間以内に2回以上のけいれん
複雑型熱性けいれんは、単純型熱性けいれんよりも深刻な原因や合併症を伴う可能性が高くなります。
長時間のけいれん・繰り返すけいれんは脳にダメージを与え、後遺症をきたす危険性があります。
また、脳炎や髄膜炎などの重い病気が隠れている可能性があるため、医師による診察、必要に応じて血液検査、画像検査、髄液検査、脳波検査などが行われます。
発作が長く続いたり繰り返す場合には、今後の発熱時に備えて、けいれんを止める座薬(ジアゼパム坐薬)を自宅に備えておくことが提案されることがあります。
また、発熱の早い段階で解熱剤を使う、けいれんが起きた際の対応法を家族で共有するなどの対策が必要です。
長時間のけいれんを止め、背景にある生命を脅かす病気の有無を調べ、適切なケアを受けるために、直ちに医師の診察を受けるようにしましょう。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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