熱性けいれんは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
熱性けいれんはジアゼパムやミダゾラムで治療し、副作用に眠気や呼吸抑制があります。
熱性けいれんの治療では、発作を止める薬剤や再発予防のための薬が用いられます。
以下に主な薬とその副作用を記します。
1. 急性期治療薬
いずれもけいれんを抑える効果があります。また、副作用として傾眠、めまい、呼吸抑制などがあります。
- ロラゼパム(静注)
- ジアゼパム(静注)
- ミダゾラム(静注あるいは口腔内投与)
ミダゾラムの口腔内投与は、点滴の確保に時間がかかる場合に有用です。
2. 予防薬
ジアゼパム座薬が、高熱時の熱性けいれん再発予防として使用されます。
特に再発リスクや重積(けいれんが長時間続く)リスクが高いと判断された場合に、医師の指示で用いられます。
- 副作用: 眠気やふらつき
薬の使用は、医師の指示のもとで適切なタイミングと用量を守ることが重要です。副作用が出た場合は、速やかに医師に相談してください。
なお、多くの熱性けいれんは自然に収まるため、薬剤の使用が必須でない場合もあります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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