熱性けいれんの場合、日常生活で気をつけることはありますか?
特別な制限はありません。発熱時には体温管理と注意深い観察を行い、発作時対応を確認しておきましょう。
熱性けいれんを起こしたとしても、日常生活において特別な予防措置を講じる必要は通常ありません。
熱性けいれんは通常、予後良好であり、子どもの活動を過度に制限しないことも大切です。
留意すべき点としては、以下の通りです。
1.発熱時の対応
特に生後6ヶ月から6歳までの子供は熱性けいれんを起こしやすい年齢層であり、注意が必要です。
発作中の事故や怪我に備え、発熱時は目の届く範囲で見守ることが大切です。
発熱時の解熱剤(アセトアミノフェンなど)の使用による熱性けいれんの予防効果は示されていませんが、発熱や不快感を軽減することはできます。
2.発作への備え
適切な応急処置の方法を身につけましょう。けいれんが起こったら、怪我をしないよう周辺環境に注意し、まずは安全な場所に寝かせます。
けいれん中に嘔吐をすると窒息する恐れがあるため、吐物を吸い込まないように、体を横に向けた姿勢にします。
けいれん中に体を押さえつけたり、口の中に手や物を入れたりすることは、かえって悪影響であるため控えましょう。
また、発作が5分以上続く場合や初めての発作の場合など、すぐに医師の診察を受ける必要がある場合を把握しておくことも重要です。
家族歴や病歴、発作の内容に応じて、ジアゼパム座薬などのけいれん予防薬を処方されている場合は、医師の指示に従ってください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
熱性けいれん
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ