肺がんの生存率はどのくらいですか?
肺がんの5年生存率は肺がん全体で約40%です。
肺がんと診断された方のうち5年後に生存している方の割合は全体で約40%です(2015年に診断された方での統計)。
発見された時点でのがんの進行度(病期)によって分けた場合には、早期(Ⅰ期)で見つかった方では約75%に対して、すでに遠隔転移(がん細胞が最初に発生した場所と別の臓器や器官に移動して増えること)のある方(Ⅳ期)では約8%と報告されています。
肺がんの治療は日々新しい薬が開発され、進歩しています。ですので、過去のデータと比較すると今診断されたばかりの方での5年生存率は改善している可能性があります。
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最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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肺がんとはどのような病気ですか?
気管支や肺胞から発生するがんのことです。
どのような人が肺がんになりやすいですか?
最も関連が深いのは喫煙です。他に、加齢、家族歴、粉じんの吸入などが肺がんのリスクとなります。
肺がんを放置するとどうなりますか?
症状が進行して体力が落ち、やがて死に至ります。
肺がんには初期症状(他の臓器への転移など)はありますか?
早期では症状がないことも多いです。咳や血痰などの症状が見られることもありますが、一見肺とは関係のない症状から肺がんが見つかることもあります。
医療機関を受診する目安はありますか?
長く続く咳や血痰などの気になる症状があれば受診しましょう。症状がない場合も健康診断が大切です。
肺がんの場合、何科を受診したらよいですか?
呼吸器内科や呼吸器外科を受診してください。
肺がんの早期発見はできるのでしょうか?発覚のきっかけなどはありますか?
肺がんの早期発見は、多くが自覚症状はなく肺がん検診などがきっかけになります。40歳以上の人や喫煙習慣のある人は年に1度、肺がんの定期検診を受けましょう。
肺がんの末期だとどのような症状なのでしょうか?また、余命はどのくらいなのでしょうか?
がんによる痛み、咳、息苦しさといった症状が多いです。余命が数か月~半年以内と見込まれる場合に「末期」と判断されることが多いです。
肺がんの治療を終えた後、経過観察はどのくらい続くのでしょうか?
肺がんの手術を終えた後、5年間は再発がないかの経過観察を行います。
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