肺がんでみられる咳はどのような咳ですか?

肺がんの咳は数週間以上続き、乾いた咳から湿った咳へ進行することがあります。

解説

肺がんでみられる咳には、乾いた咳と湿った咳の両方があり、持続的に続くことが特徴です。

初期

初期には、腫瘍が気道を刺激することで、粘液を伴わない乾いた咳が出ることが多いです。この乾いた咳は、数週間以上続くことがあり、一般的な風邪とは異なり治まりにくいことが特徴です。

進行期

病状が進行すると、腫瘍による気道の閉塞や感染症の影響で粘液が増加し、湿った咳が出ることがあります。また、胸に水がたまることで湿った咳が起こり、これも長期間にわたって持続することが多いです。

ただし、咳の種類や持続期間だけでは、肺がんの診断や進行度の判断はできません。数週間以上咳が続く場合は、必ず専門医に相談して適切な検査を受けることが重要です。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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