肺がん治療後にみられる、だるさや息切れは呼吸リハビリテーションで軽減可能ですか?方法を教えてください。
運動療法や呼吸訓練により、体力や筋力の維持・改善が期待できます。
肺がんの手術後は、呼吸機能や心肺機能、そして身体能力が低下しやすく、その結果として息切れやだるさ(倦怠感)を感じやすくなることが報告されています。
リハビリテーション治療、特に運動療法を手術後に行うことは、次のような改善に有効であることが示されています。
- 体力(運動耐容能)の改善
- 筋力の改善
- 生活の質(QOL)の改善(一部の項目で)
- 呼吸機能の改善(肺拡散能力など)
具体的な治療内容としては、「有酸素運動」や「四肢や体幹の筋力増強訓練」のほか、呼吸機能を高めることを目的とした「呼吸筋訓練」などの呼吸リハビリテーションが行われます。
これらのリハビリテーション治療により、身体機能が維持・向上することで、だるさや息切れといった症状が軽減し、術後の早期回復につながることが期待されます。
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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