肺がんで体力が落ちて外出が不安です。酸素や杖を使うなど、安全に行動範囲を広げるための工夫を教えてください。
リハビリテーション治療による体力と運動能力の向上は、安全な活動範囲拡大に有効です。
肺がん治療中や治療後には、呼吸のつらさやだるさ(倦怠感)による体力(運動耐容能)の低下がしばしば見られ、外出に対する不安や活動性の低下につながります。安全に行動範囲を広げるためには、リハビリテーション治療による身体機能の維持・向上が有効です。
- 運動療法: 運動耐容能や筋力の改善に役立ち、活動性の維持・向上につながります。
- 歩行補助具: 進行がん患者さんの呼吸のつらさ(呼吸困難)を和らげるための非薬理学的介入のひとつとして、歩行補助具(杖など)の使用が有効であると報告されています。
リハビリテーション科医や理学療法士などの専門職に相談することで、患者さんの体力や呼吸のつらさに合わせた適切な運動プログラムや、安全に動くための具体的な方法について指導を受けることが推奨されます。
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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