特発性過眠症とはなんですか?
長時間の睡眠や昼寝をとっても眠気が残り、寝起きが悪く、寝ぼけるなどの特徴を持つ、中枢性過眠症のひとつです。
特発性過眠症は、過度の眠気が特徴的な疾患です。ナルコレプシーとは異なり、夜間の睡眠も安定してとることができます。典型的には、15~30歳で発症し、慢性的に過眠が続きます。
一部の患者さんでは、夜間に非常に長く眠っても、覚醒後も眠気が残ります。また、長時間の昼寝をしてもあまりスッキリせず、起きられない、寝ぼけ、記憶が抜けることがある、などの症状がみられます。頭痛や失神、起立性低血圧、手足が冷たくなる、などの自律神経系の機能障害を示す症状がみられることもあります。
単なる睡眠不足との違いとしては、数日間睡眠時間を十分延長したとしても、睡眠のパターンが変わらないということです。12時間以上の長時間睡眠があっても、実際に眠っている時間が長いままです。また、長時間睡眠をとった翌日でも、昼寝ができます。
原因ははっきりしていませんが、中枢神経系の異常やウイルス感染後の神経症状、自律神経系の機能障害と関連するという報告があります。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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