卵巣腫瘍の良性・悪性の判断はどのようにして行われるのでしょうか?
手術で腫瘍を摘出し、病理組織診断を行うことで判断します。
卵巣腫瘍の良性・悪性の判断は、術前の画像検査などである程度予測可能ですが、最終的には主に手術で腫瘍を摘出し、病理組織診断を行うことで診断します。
そのため、手術中に迅速病理診断(術中迅速病理診断)を行い、腫瘍の一部を迅速に検査して手術範囲を術中に決定することもあります。迅速病理診断とは、手術中に腫瘍の一部を取り出して迅速に顕微鏡で検査する方法です。
すべての組織の詳細な観察ができるわけではないため、術後の最終病理結果と異なる可能性もあるため注意が必要となります。
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最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
Caroline Elizabeth Ford et al. The untapped potential of ascites in ovarian cancer research and treatment. British Journal of Cancer. 2020, 123, p.9-16.
日本婦人科腫瘍学会.“卵巣がん治療ガイドライン第2章 卵巣癌・卵管癌・腹膜癌”.がん診療ガイドライン.http://www.jsco-cpg.jp/ovarian_cancer/guideline/#II,(参照 2024-09-10).
がん情報サービス.“卵巣がん・卵管がん 治療”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/treatment.html#anchor1,(参照 2024-09-10).
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