膀胱癌を治療しないとどうなりますか?
治療しないとがんが膀胱外に広がりやすくなり、早く体が衰弱して死に至る可能性が高まります。
膀胱癌は進行して膀胱の周囲組織やリンパ節、肺、肝臓、骨、脳などへ広がる可能性があります。
その結果、血尿や頻尿などの初期症状だけでなく、倦怠感や体重減少、発熱といった全身症状が現れ、体力が著しく衰弱します。
特に転移した臓器によっては、強い痛みや呼吸困難、体を動かせないほどの苦痛が生じ、最終的には死に至る可能性が高くなります。
膀胱癌の進行度に応じた5年生存率は、適切に治療した場合でもステージ4で約18%と低く、治療しない場合はこれよりもさらに生存率が下がると考えられます(2019年報告)。
また、進行がんによる症状は薬で緩和して生活できるほどの場合もあり、適切な治療を受けない場合は、日常生活が困難になるほどの痛みや不安、苦しみが伴う可能性があります。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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