全身打撲の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
症状の経過に気をつけながら無理なく過ごし、治りが悪ければ再度医療機関を受診しましょう。
全身を打撲した際には、頭部や腹部の打撲による危険な症状がないかどうかを、まずは確認します。危険な症状の出現がなければ、打撲した部位を悪化させないように、RICE法を実践してみます。
- 安静を保つ(Rest): 怪我をした部位に体重をかけたり、無理に動かしたりしないでください。無理に動かすと炎症が増したり、骨折していた場合に骨がずれる可能性があります。
- 冷却を行う(Icing): 氷のうなどで冷やし、腫れや痛みを和らげます。冷湿布は冷やす効果があまり期待できないため、氷で冷やすのがよいとされています。
- 圧迫する(Compression): タオルなどで適度に圧迫し、腫れを防ぎます。ただし、圧迫しすぎて手足がしびれたり、白くなったりしないように注意してください。
- 心臓より高く挙げる(Elevation): 怪我をした部位を心臓より高く挙げることで、血液が集中しすぎるのを防ぎ、腫れを抑えます。
幸いにも骨折や靭帯損傷もなく、打撲で済んでいた場合には、1~2週間の経過とともに、腫れや痛みなどの症状が改善してくる場合が多いです。
一方で、なかなか症状が改善しない、痛みや腫れが悪化したり、内出血の範囲が広くなったりした場合には、再度骨折や靭帯損傷の可能性を評価したほうがよい場合があります。このような場合には、自己判断せずに、一度医療機関を受診して相談してみましょう。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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