食道がんの末期にはどのような症状がみられますか?
食道がん末期は嚥下困難や痛み、声のかすれ、呼吸困難などが現れます。
食道がんの末期には、以下のような症状が現れることがあります。
- 体重減少:食事摂取の困難さや全身状態の悪化により栄養状態が悪くなり、体重が減少します。
- 嚥下困難:食道の狭窄や閉塞により、固形物や水分の摂取が難しくなります。
- 胸や背中の痛み:がんの進行により、周囲の組織や臓器が圧迫され、痛みを感じることがあります。
- 声のかすれ:がんが声帯の動きを調節している神経(反回神経)に浸潤することで、声がかすれることがあります。
- 咳や呼吸困難:食道と気道が近いため、がんの進行により咳や呼吸困難が生じることがあります。
また、気道や肺にも影響がおよび肺炎や膿胸、胸水を引き起こしたり、肝臓、骨、脳などにがんが転移し、それぞれの臓器に特有の症状が現れることがあります。
これらの症状は、がんの進行度や個人差によって異なります。症状が現れた場合は、早めに医師に相談し、適切な対処を受けることが重要です。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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