小児アトピー性皮膚炎の3つの特徴とはなんですか?

皮膚バリアが弱く、強いかゆみを伴う慢性湿疹を繰り返すのが小児アトピーの特徴です。

解説

小児アトピー性皮膚炎の3つの特徴は、「皮膚バリア機能の低下」「強いかゆみ」「慢性・反復性の湿疹」です。
小児アトピー性皮膚炎の3つの特徴を説明する図です

皮膚バリア機能の低下

遺伝的な要因や皮膚の乾燥により、皮膚のバリア機能が低下しているため、外部の刺激やアレルゲンが侵入しやすく、炎症が起こりやすくなっています。
皮膚は乾燥し、荒れ、角質がぽろぽろと剥がれ落ちる様子(鱗屑)が目立つこともあります。

強いかゆみ

かゆみが非常に強く、子どもが掻くことで症状が悪化しやすいことが大きな特徴です。かゆみのため夜間に眠れないことも多く、生活の質に影響を与えます。
掻くとじくじくしたり、かさぶたができたりするほか、慢性的に掻くことで皮膚が厚くなる状態(苔癬化)がみられることもあります。

慢性・反復性の湿疹

湿疹は一度治っても繰り返し再発し、慢性的に続くことが多いです。湿疹は左右対称に、肘の内側や膝の裏、首など特定の部位に出やすい傾向があります。

これらの特徴により、単なる皮膚のかぶれや湿疹と区別され、適切な治療やケアが求められます。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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小児アトピー性皮膚炎

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