小児アトピー性皮膚炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬が効かない場合は医師に相談し、薬の使用方法の見直しや追加治療を検討しましょう。

解説

小児アトピー性皮膚炎で薬が効かない場合は、自己判断せずに早めに再受診し、治療方針の見直しや専門的な検査を受けることが重要です。

アトピー性皮膚炎の治療は個人差があり、初めは効果が見えにくい場合や、症状が悪化することもあります。薬が効かないと感じるときは以下の点を確認しましょう。

薬の使い方は正しいか

外用薬は用法・用量を守り、継続して使用することが大切です。自己判断で使用を中断したり、十分な量を塗らなかったりすると効果が出にくいことがあります。

保湿は十分か

保湿不足は皮膚バリアの回復を妨げるため、保湿剤を毎日、適切に塗ることが不可欠です。

感染や悪化因子の有無

掻き壊しから細菌や真菌の感染を起こしている場合や、ダニや汗、ストレスなどの悪化因子が残っていると治りにくくなります。感染症の場合は抗菌薬の追加が必要です。

他の皮膚疾患や合併症の可能性

湿疹がステロイドに反応しない場合、別の皮膚疾患や、重症型アトピーの合併症の可能性もあります。

専門的治療の検討

重症例では免疫抑制剤、光線療法、生物学的製剤などの治療が必要になることがあります。これらは皮膚科専門医や小児アレルギー専門医の慎重な監督が必要です。

薬が効かないと感じたら、症状の変化や使用状況を医師に伝え、適切な評価と治療調整を受けることが大切です。自己判断で薬をやめたり、過剰に使用したりしないようにしましょう。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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