小児アトピー性皮膚炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
湿疹が続く・かゆみが強いなどの際は、2週間を目安に受診を検討しましょう。
小児アトピー性皮膚炎が疑われる場合、2週間以上湿疹が続く、強いかゆみがある、繰り返し悪化するといった症状があれば、早めの受診がすすめられます。
乳児期や幼児期には、皮膚に湿疹が出ることは珍しくありません。アトピー性皮膚炎とそれ以外の皮膚疾患を見極め、適切な治療を始めるために、以下のような場合は、皮膚科または小児科の受診を検討してください。
- 湿疹が2週間以上続く(一時的によくなっても再発する)
- かゆみが強く、掻いてしまい出血やかさぶたができる
- 夜間のかゆみで眠れない、機嫌が悪くなる
- 頬、首、肘・膝の内側などに左右対称の湿疹が繰り返し出る
- スキンケアや市販薬で改善しない、または悪化する
- 家族にアトピーや喘息、アレルギー性鼻炎などの既往がある
特に、乳児ではよだれやミルクかぶれと見分けがつきにくく、軽症のうちは放置されやすいため注意が必要です。かゆみによる掻き壊しが続くと、皮膚が厚くなったり、細菌感染を起こしたりすることもあります。
医療機関では、皮膚の状態を総合的に診断し、症状に応じた保湿剤や外用薬の処方、生活指導を行います。早期に適切な治療を始めることで、悪化や慢性化を防ぐことができます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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