小児アトピー性皮膚炎の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

保湿と刺激回避を徹底し、清潔で快適な環境を整えましょう。

解説

小児アトピー性皮膚炎の場合、日常生活では、保湿を徹底し、肌を刺激する悪化因子を避けることが重要です。

小児アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱いため、日常生活の環境や習慣に注意することで、症状の悪化を防ぐことができます。

保湿ケアの継続

入浴後や皮膚が乾燥しやすい時は、すぐに保湿剤を全身に塗りましょう。肌の乾燥はかゆみや湿疹を悪化させる大きな要因です。

入浴の工夫

長時間の熱いお湯につかることは避け、ぬるま湯で短時間の入浴を心がけましょう。洗いすぎや刺激性の強い石けんの使用は、皮膚を乾燥させるため使用を避け、入浴後もタオルで強くこすらず、軽く叩くようにして体を乾かします。

衣服の選択

綿などの柔らかく通気性のある素材を選び、ウールや化学繊維のチクチクする衣類は避けます。洗濯洗剤も刺激の少ないものを使い、すすぎを十分に行いましょう。

環境管理

ダニやほこりを減らすために掃除をこまめに行い、寝具は清潔に保ちます。冬場など空気が乾燥している場合は、加湿器を使用してください。

悪化因子の回避

汗やストレス、花粉、ペットの毛など、症状を悪化させる要因があれば、できるだけ避けるようにします。

掻かない工夫

かゆみが強い時は爪を短く切り、掻き壊しによる感染を防ぎます。必要に応じて医師と相談してかゆみ止めを使用します。

生活習慣の見直しとともに、医師の指導に沿ったスキンケアと治療を続けることが、症状の安定につながります。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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