特発性肺線維症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合、酸素療法や肺移植、緩和ケアを検討します。
特発性肺線維症(IPF)で薬が効かない場合、薬物治療以外の治療選択肢を検討する必要があります。
酸素療法
まず、酸素療法が考えられます。これは、進行したIPFで酸素の供給が不十分な場合に呼吸困難を軽減し、生活の質を向上させるために行われます。
呼吸リハビリテーション
呼吸リハビリテーションは呼吸筋を強化し、日常生活の活動性を維持する助けとなります。
肺移植
薬物療法が効果を示さない場合や、病状が進行している場合には、肺移植が最後の手段として考慮されます。しかし、肺移植は適応条件が厳しく、限られた患者さんにしか実施できません。
緩和ケア
病状が進行する場合、緩和ケアも選択肢のひとつとして重要で、患者さんの苦痛を和らげ、全体的なケアを提供することが目指されます。
適切な治療法を選択するためには、専門医との綿密な相談が必要です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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