化膿性関節炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合は、他の原因菌の可能性の評価や抗菌薬の見直しを行います。手術を行う場合もあります。
化膿性関節炎の治療において、抗菌薬(抗生物質)が効かない場合や、症状が改善しない場合には、以下のような対策がとられます。
抗菌薬の再評価
関節内の細菌を再度培養を行い、原因菌が最初に想定したものと違うか、使っている抗菌薬に有効性があるかを再確認します。それら結果に基づいて、抗菌薬の種類や量を変更することを検討します。
感染源の再確認
関節以外の場所に別の細菌感染源がないか、そこから膝を含めた全身に感染が広がっていないかを確認します。
画像診断の活用
MRIなどの画像検査を改めて行い、骨にまで感染が及ぶ「骨髄炎」を合併していないか、膿が関節外の軟部組織に広がっていないかなどを詳しく調べます。骨髄炎が見つかった場合は、より治療に長期間を要する場合があります。
手術の検討
関節鏡手術や切開手術による洗浄・排膿を行う必要があるか検討します。すでに行っている場合でも、不十分であった可能性も考慮し、再度の外科的処置を行うことがあります。
人工関節に感染がある場合は、感染した人工関節を交換する手術の必要性があるかどうかを検討します。

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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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