化膿性関節炎の診断基準について教えてください。
診断は主に臨床症状、診察、検査結果を総合して行われます。関節液から細菌を検出できればより確実です。
化膿性関節炎の診断は、ひとつの検査だけで決まるわけではなく、いくつかの情報を組み合わせて総合的に判断されます。診断の重要なポイントは以下の通りです。
臨床症状と診察
関節の強い痛み、赤み、腫れ、熱感、動きの制限など、典型的な症状があるかを確認します。
発熱などの全身症状も診断の参考になりますが、必ずしも見られるわけではありません。
関節の専門医であっても診断が難しいことがあります。
関節液の検査
感染が疑われる関節に針を刺して関節液を採取し、その液を検査します。
この関節液に細菌がいるか、細菌を培養して種類を特定することが、最も確実な診断方法とされています。
血液検査
血液検査では、白血球の増加、CRP(炎症を示すタンパク質)の上昇などが見られることが多いです。ただし、これらの値が正常範囲内であることもあります。
血液の培養検査で関節炎の原因菌が検出されることもあります。
画像診断
初期のレントゲン検査では異常が見られないことが多いですが、進行すると関節の破壊や骨の異常が見られることがあります。一方で、MRI検査では、感染早期から関節の炎症の範囲や骨髄炎の有無を確認するのに役立ちます。

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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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