肝内胆管がんのステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
抗がん剤治療が行われます。
肝内胆管がんのステージIVとは、病気が進行し、遠隔転移をきたしている状態です。肝内胆管がんは、早期には症状があまりないため、診断された段階でステージIVである場合も珍しくありません。
この病期では、腫瘍は全身に散らばっているため、血液を通して全身に治療効果のある、抗がん剤治療を行います。
胆管がんに有効な抗がん剤の種類は多くなく、シスプラチン、ゲムシタビンという点滴の抗がん剤と、S-1という飲み薬の抗がん剤を組み合わせて治療を行います。
また、近年、免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる新しい治療も、胆管がんに対して行われており、デュルバルマブという新しい種類の薬が使われることもあります。
抗がん剤治療は患者さんの体力への負担もあるため、年齢や持病を考慮し、具体的な治療法を決定します。
病気の状況によっては、抗がん剤治療による体の負担が全身に悪影響と考えられるときもあり、がんそのものの治療よりも、つらい症状のないことを優先した対症療法が適していることもあります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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