尿路感染症は高齢者特有の病気ですか?
いいえ。あらゆる年代で起こり、特に若い女性に多い病気です。高齢者でも多くみられます。
尿路感染症は高齢者特有の病気ではなく、どの年代でも起こります。なかでも、尿路感染症の多くを占める膀胱炎は、若い女性に多くみられます。これは、女性は男性にくらべて尿道(尿の出口から膀胱までの管)が短く、肛門にも近いため、菌が膀胱まで入りやすいことが関係しています。
一方で、高齢の方にも多くみられます。男性では、前立腺肥大症などで尿が出にくくなり膀胱に尿が残ること、女性では閉経後の体の変化などが、感染を起こしやすくする原因になります。また、高齢の方では、排尿時の痛みなどのはっきりした症状が出にくく、なんとなく元気がない、食欲がない、発熱だけ、といった形であらわれることもあるため、まわりが気づいてあげることも大切です。
なお、高齢の方では、症状がないのに尿の中に菌がいる状態(無症候性細菌尿)も多くみられます。この場合は、症状がなければ、必ずしも抗菌薬による治療が必要なわけではなく、過剰な治療はかえって耐性菌の原因になることもあります。
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(参考文献)
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編集・監修基準について
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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