尿路感染症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
水分をしっかりとり、排尿を我慢しないことが大切です。陰部を清潔に保つことも予防に役立ちます。
尿路感染症のときや、繰り返さないようにするためには、日常生活でいくつか気をつけられることがあります。基本は、水分をしっかりとって尿の量を保ち、尿と一緒に菌を外へ流し出すことです。トイレを我慢しすぎないことも大切です。
このほか、女性は排便のあとに前から後ろへ拭くこと、性交のあとに排尿することも、菌が尿の出口から入るのを防ぐのに役立ちます。陰部を清潔に保ち、体を冷やさない、疲れをためないといったことも、体の抵抗力を保つうえで助けになります。
なお、クランベリーには、尿路感染症の原因として最も多い大腸菌が、膀胱の壁にくっつくのを妨げる成分(プロアントシアニジン)が含まれています。近年の研究では、膀胱炎を繰り返す女性や子どもなどで、クランベリーをとることで再発が減る可能性が示されています。ただし、高齢の方や妊娠中の方では、はっきりとした効果は確認されていません。
また、これはあくまで再発を防ぐための工夫であり、すでに起きている感染を治す薬の代わりにはなりません。感染を何度も繰り返す場合は、背景にほかの原因が隠れていることもあるため、自己流の対策だけで様子を見ず、一度医師に相談しましょう。
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(参考文献)
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Al Lawati H et al. Urinary Tract Infections: Core Curriculum 2024. Am J Kidney Dis. 2024, 83, 90-100.
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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