重症筋無力症の診断基準を教えてください。
診断には、医師が確認する症状や他の病気との区別、検査結果の組み合わせが必要となります。
診断基準は以下の通りです。
1.医師が確認する症状
医師が診察で確認する症状には、
- まぶたが垂れ下がる
- 目を自由に動かしにくくなる
- 顔の筋肉が弱くなる
- 手足や体の筋力が弱くなる
- 飲み込みが難しくなる
- 話すのが難しくなる
- 首の筋肉が弱くなる
- 呼吸が苦しくなる
ことがあります。また、繰り返し動かすと症状が悪化し、休むと一時的に回復することや、症状が一日の中で変動することも特徴です。
2.検査
検査では、特定の薬を使って症状が軽くなるかどうかや、血液中の特定の抗体が陽性かどうかを確認します。
3.他の病気との区別
重症筋無力症と似た症状を持つ他の病気も考慮する必要があります。例えば、筋ジストロフィーやギラン・バレー症候群などです。
以上のように、重症筋無力症の診断には、患者さんの症状や他の病気の区別、そして検査結果の組み合わせが必要となります。医療機関で診断の判断をしてもらってください。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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