重症筋無力症と診断されても車の運転はできますか？

重症筋無力症の症状が落ち着いており、医師から運転も問題なく可能と判断された場合、車の運転が可能です。しかし、疲労などにより、症状が出現しやすい病気のため、長時間の運転は控え、休憩をしっかり入れながら運転することをお勧めします。

重症筋無力症の症状として、疲労感により瞼が落ちてきたり、物が二重に見えたりする可能性があり、車の運転では特にこの症状が障害になることがあるようです。また、目の症状以外にも、手や足の筋力低下が出る可能性があるため、これらの症状が出現したら、無理をせずに運転を一度中断しましょう。

平成13年の道路交通法改正により、精神疾患やてんかんなどの特定の病気であっても、個別に症状を評価し、安全な運転に支障がないと判断されれば運転免許が取得できるようになりました。重症筋無力症も同様に、個々の状態に応じて判断されます。

病気そのものが運転能力に影響を及ぼす場合は個別に判断されるため、必ず医師に相談し、運転免許センターの安全運転相談窓口を利用して、自分の状況で運転免許の取得・更新が可能か確認しましょう。