重症筋無力症で使う免疫抑制剤について教えてください。
重症筋無力症の治療として、シクロスポリン、タクロリムスという免疫抑制剤を日本ではよく使われます。
日本で、重症筋無力症によく使われる免疫抑制剤(免疫を抑える薬)は、シクロスポリン、タクロリムスという薬です。この2剤は重症筋無力症に対して保険適応(健康保険制度の対象となり、医療費の一部を公的に負担してもらえること)があり、治療に使用できます。
それ以外は保険適応外(健康保険制度の対象とならず、医療費の全額を自己負担すること)となってしまいますが、アザチオプリン、シクロホスファミド、ミコフェノール酸モフェチル、メトトレキサートなどの免疫抑制剤も使われる場合があります。
薬によって、出現しやすい副作用が異なるので、定期的な診察で経過観察(体の様子を定期的にチェックすること)が必要です。また、妊娠の可能性がある人、妊娠中・授乳中の方は、内服を避ける必要があります。


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文京小石川クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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