魚鱗癬ではどのような症状がありますか?

主な症状は、皮膚の乾燥、うろこ状の角質の蓄積などです。

解説

魚鱗癬の主な症状は、皮膚の乾燥、うろこ状の角質の蓄積、表皮剥離、紅皮症などです。

魚鱗癬にはいくつかの種類があり、症状の出現時期や程度は種類によって異なるほか、皮膚以外の臓器障害を伴う場合もあります。

頻度の高い尋常性魚鱗癬とX連鎖性劣性魚鱗癬は比較的軽症であり、他臓器障害を伴いません。

出生時から症状がみられることがあり、成長とともに皮膚が乾燥し、うろこ状の角質が増えていきます。

種類によっては水疱やびらんがみられることもあります。また、関節部分や手のひら、足の裏の皮膚が厚くなることがあり、重症の場合は指の変形や成長の遅れがみられることもあります。

皮膚の刺激による痛みや乾燥によるかゆみ、関節の拘縮が起こると、生活の質が低下する原因となることがあります。

また、皮膚のバリア機能が低下するため、細菌やウイルス、真菌による二次感染が起こりやすくなります。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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魚鱗癬

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関連するQ&A

「魚鱗癬」とはどのような病気ですか?

魚鱗癬とは、皮膚の角質が正常に剥がれ落ちずに蓄積し、乾燥してうろこ状になる病気の総称です。

魚鱗癬の原因は何がありますか?

遺伝子異常のほか、栄養障害、悪性腫瘍、薬剤などの後天性の原因があります。

魚鱗癬には初期症状はありますか?

種類によって症状の程度や出現時期は異なりますが、乾燥やうろこ状の皮膚などが初期症状としてみられます。

魚鱗癬の場合、主にどのような治療をしますか?

症状を和らげることを目的とした対症療法が中心となります。

魚鱗癬が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

皮膚科を受診しましょう。

魚鱗癬が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

全身の皮膚の乾燥が著しい、うろこ状になっているなどの場合に、受診を検討しましょう。

魚鱗癬のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

魚鱗癬は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

主に保湿剤やワセリンなどの外用薬が使われ、種類により副作用が生じる可能性があります。

魚鱗癬で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

担当医に相談しましょう。薬の使い方の確認、薬の種類の変更や追加が検討されます。

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