魚鱗癬が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

皮膚科を受診しましょう。

解説

魚鱗癬が疑われたら、基本的には皮膚科を受診しましょう。新生児や乳児の場合は小児科でも診察を受けられますが、あわせて皮膚科専門医の診察を受けることが望ましいです。

魚鱗癬は皮膚の角質が異常に厚くなる病気で、皮膚の専門医である皮膚科が適切な診断と治療を行えます。

全身の乾燥、うろこ状の皮膚、場合により水疱、表皮剥離、紅皮症といった症状があり、放置すると感染の原因になることもあるほか、手のひらや足の裏の皮膚の肥厚や手足の変形が進むと、日常生活や歩行に支障が出たり、発育に影響を与えることもあり、早めの受診が重要です。

診断には皮膚生検や遺伝子検査が行われることがありますが、すべてのケースで必須ではなく、臨床所見で診断されることもあります。

治療には保湿剤や角質を柔らかくする外用薬が使われることが多く、重症の場合は内服薬が検討されることもあります。

適切な治療のためにも、自己判断での治療は避け、専門医を受診しましょう。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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(参考文献)

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魚鱗癬

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関連するQ&A

「魚鱗癬」とはどのような病気ですか?

魚鱗癬とは、皮膚の角質が正常に剥がれ落ちずに蓄積し、乾燥してうろこ状になる病気の総称です。

魚鱗癬の原因は何がありますか?

遺伝子異常のほか、栄養障害、悪性腫瘍、薬剤などの後天性の原因があります。

魚鱗癬ではどのような症状がありますか?

主な症状は、皮膚の乾燥、うろこ状の角質の蓄積などです。

魚鱗癬には初期症状はありますか?

種類によって症状の程度や出現時期は異なりますが、乾燥やうろこ状の皮膚などが初期症状としてみられます。

魚鱗癬の場合、主にどのような治療をしますか?

症状を和らげることを目的とした対症療法が中心となります。

魚鱗癬が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

全身の皮膚の乾燥が著しい、うろこ状になっているなどの場合に、受診を検討しましょう。

魚鱗癬のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

魚鱗癬は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

主に保湿剤やワセリンなどの外用薬が使われ、種類により副作用が生じる可能性があります。

魚鱗癬で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

担当医に相談しましょう。薬の使い方の確認、薬の種類の変更や追加が検討されます。

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