下垂体腫瘍の手術で後遺症はありますか?
ホルモン分泌低下、尿崩症、視覚障害、髄液漏などの後遺症が起こる可能性がありますが、頻度や重症度は個人差があります。
下垂体腫瘍の手術では、後遺症が起こる可能性がありますが、その頻度や重症度は個人差があります。
代表的な後遺症としては、ホルモン分泌の低下(下垂体機能低下症)、尿崩症、視覚障害、髄液漏などが挙げられます。
ホルモン分泌の低下は、手術によって正常な下垂体組織が損傷されると起こることがあり、不足したホルモンを補充するホルモン補充療法が必要になります。
尿崩症は、抗利尿ホルモンの分泌が低下することで多尿や口渇が起こる状態ですが、多くは一時的なもので、術後数日で回復します。
視覚障害は、腫瘍が視神経を圧迫していた場合、手術で改善することが多いですが、視神経の損傷が強いと回復が不完全なこともあります。
髄液漏は、手術中に脳脊髄液が漏れることで、まれに術後に再発し、感染などのリスクがあります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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