下垂体腫瘍の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
ホルモンバランスの管理、視力や頭痛の変化に注意、ストレスや感染への対策、定期的な通院と検査、妊娠・出産時の配慮などが必要です。
下垂体腫瘍のある方は、日常生活でいくつかの点に注意が必要です。
まず、ホルモンバランスの管理が重要です。腫瘍がホルモンを過剰または不足させるため、定期的な血液検査でホルモン値を確認し、体調の変化(疲れやすい、体重増加、月経異常など)に敏感になる必要があります。医師の指示に従ってホルモン補充療法を継続することも大切です。
次に、視力や頭痛の変化に注意が必要です。腫瘍が大きくなると、視神経を圧迫して視野障害を起こすことがあります。視力の変化を感じたらすぐに眼科または脳神経外科を受診しましょう。
また、副腎機能低下のリスクがあるため、ストレス管理と感染予防も重要です。風邪や手術などのストレス時には、ステロイドの補充が必要になることがあります。医師と相談のうえ、緊急時やストレス時の対応を話しておくべきです。
定期的な通院と検査も欠かせません。手術後や放射線治療後も、腫瘍の再発やホルモンの変化が起こることがあるため、医師の指示に従い、定期的にMRIや血液検査を受けるようにしましょう。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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