「下垂体腫瘍」とはどのような病気ですか?
脳の下垂体にできる腫瘍で、多くは良性です。ホルモンを過剰に分泌したり、視神経を圧迫することで、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
下垂体腫瘍とは、脳の下垂体という小さな内分泌器官にできる腫瘍(できもの)のことです。下垂体は、ホルモンを分泌して、全身の内分泌系を調整する重要な役割を担っています。
下垂体腫瘍の多くは良性であり、がんのように他の組織に転移することはまれですが、腫瘍が大きくなると周囲の組織(視神経など)を圧迫したり、ホルモンの分泌に異常をきたすことがあります。
下垂体腫瘍は、ホルモンを過剰に分泌する機能性腫瘍と、ホルモンを分泌しない非機能性腫瘍に分けられます。
機能性腫瘍の例としては、プロラクチノーマ(プロラクチン過剰)、クッシング病(ACTH過剰)、先端巨大症(成長ホルモン過剰)などがあります。
非機能性腫瘍は、腫瘍が大きくなることで、視野障害や頭痛などの症状を引き起こすことがあります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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