下垂体腫瘍には初期症状はありますか?
ホルモン過剰による月経不順や乳汁分泌、手足の肥大、クッシング症状、視野が狭くなるなどの症状が現れることがあります。無症状の場合もあります。
下垂体腫瘍には初期症状が現れることがありますが、その症状は腫瘍の種類や大きさ、ホルモンの分泌状態によって異なります。
ホルモンを過剰に分泌する機能性腫瘍の場合、プロラクチノーマでは月経不順や乳汁分泌、成長ホルモン産生腫瘍では手足や顔の骨が大きくなる(先端巨大症)、ACTH産生腫瘍では顔が丸くなる(満月様顔貌)などの症状が現れることがあります。
ホルモンを分泌しない非機能性腫瘍の場合、初期にはほとんど症状がないこともありますが、腫瘍が大きくなると視神経を圧迫し、視野が狭くなるなどの視覚障害や、頭痛などが起こることがあります。
また、腫瘍が下垂体全体を圧迫することで、下垂体機能が低下し、ホルモン分泌が低下することもあります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
下垂体腫瘍
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ