下垂体腫瘍ではどのような症状がありますか?
視野障害、頭痛、ホルモン異常(月経不順、乳汁分泌、先端巨大症、クッシング病など)が現れます。症状は腫瘍の種類や大きさによって異なります。
下垂体腫瘍では、腫瘍の大きさによる圧迫症状と、ホルモン異常による症状が現れます。圧迫症状としては、腫瘍が視神経を圧迫することで視野が狭くなる視野障害(特に両耳側半盲)や、頭痛、視力低下などが起こります。
ホルモン異常による症状は、腫瘍がホルモンを過剰に分泌する機能性腫瘍の場合と、腫瘍によって下垂体の機能が低下する場合で異なります。
機能性腫瘍の場合、プロラクチノーマでは月経不順や乳汁分泌、成長ホルモン産生腫瘍では手足や顔の骨が大きくなる先端巨大症、ACTH産生腫瘍では顔が丸くなるクッシング病などの症状が現れます。
下垂体機能が低下すると、甲状腺機能低下症、性機能低下、疲労感、筋力低下など、さまざまな症状が現れることがあります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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