拘束性換気障害の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
息切れによる不活動を防ぎ、体重や姿勢を適切に保ち、効率的な呼吸と排痰を心がけましょう。
拘束性換気障害では、息切れのために活動量が低下し、それが筋力低下へとつながり、症状を悪化させる悪循環を防ぐことが重要です。
日常生活で気をつけるべき点には、以下のものがあります。
- 活動性の維持:息切れが原因で不活動にならないよう、運動耐容能(運動に耐える力)の改善・増進を目指します。日常生活動作(ADL)の範囲を把握し、息切れを管理することが重要です。
- 姿勢と体格の管理:姿勢を丸めたり、背骨が曲がったりすると肺が圧迫されるため、姿勢の矯正が必要です。また、肥満は胸郭の動きを制限し、痩せすぎは筋力低下による肺活量減少につながるため、適切な体格を維持することが大切です。
- 適切な排痰:痰は体の防御機構の一部ですが、小さい咳を繰り返すだけでは痰が出ずに疲労し、肺炎の原因にもなり得ます。指導された呼吸練習を重ね、主気管支に痰が集まったら、思い切って大きな咳をして排出するように心がけます。在宅酸素療法を行っている場合は、酸素の調整も重要です。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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