拘束性換気障害の場合、主にどのような治療をしますか?

呼吸理学療法(リハビリテーション)を行います。

解説

拘束性換気障害に対する治療の中心は、呼吸理学療法(呼吸リハビリテーション)です。リハビリの目的は、日常生活動作(ADL)の改善や生活の質(QOL)の向上、そして社会参加ですが、まず第一に、一度に吸い込める空気の量(1回換気量)を少しでも増やすことから始めます。

具体的な治療の柱は、以下の通りです。

  1. 呼吸法の指導:効率のよい呼吸ができるように、換気運動や呼吸パターンの改善を図ります。具体的には、リラクゼーションから始め、口すぼめ呼吸、腹式呼吸、下部胸式呼吸などを行います。
  2. 胸郭の改善:安静などで動きが低下した胸郭(あばら骨)の動きを改善し、胸郭の柔らかさ(コンプライアンス)を高めます。胸郭にある関節の動きを改善し、呼吸補助筋の使いすぎを最小限にします。
  3. 呼吸筋の強化:問題がなければ、積極的に呼吸筋を鍛えます。
  4. 排痰の援助:気道に溜まったを、効率よく出す方法を行います。自力で痰が出しにくい場合は、理学療法士が手を使った技術で援助します。
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公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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