「双極性障害1型」とはどのような病気ですか?
双極症Ⅰ型/双極Ⅰ型障害とは、躁病エピソードを認めるものです。抑うつエピソードや軽躁エピソードが前後にみられることもあります。
双極性障害(双極症)では、経過中に躁病・軽躁病、抑うつなどのエピソードがみられます。その中でも双極症Ⅰ型/双極Ⅰ型障害とは、次のような躁病エピソードを認めるものです。
躁病エピソードのときは、気分が高まり開放的になったり、怒りっぽくなったりすることが、少なくとも1週間、ほぼ毎日、ほぼ1日中続きます。次のような症状がみられることもあります。
- 自尊心が高くなる
- 睡眠をとらなくても平気に感じる
- 会話の量が増えたりしゃべり続けたりする
- 考えがあちこちにいく
- 注意がそれやすくなる
- 活動が増える
- 興奮する
- 困った結果につながる可能性が高い活動に熱中する(買い物や投資など)
これらのエピソードの前後に、軽躁エピソードや抑うつエピソードがみられることもあります。
また、診断においては、これらの状態が、アルコールなどの物質の影響でないことや、統合失調症や統合失調感情障害など、他のご病気でないことを確認することも必要です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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