「成長ホルモン分泌不全性低身長症」とはどのような病気ですか?

脳からの成長ホルモン分泌が不足し、身長が著しく伸び悩む病気です。注射によるホルモン補充療法で治療します。

成長ホルモン分泌不全性低身長症は、脳の下垂体から分泌される『成長ホルモン』が不足することによって、身長の伸びが著しく悪くなる病気です。放置すると、成人になっても低身長のままとなる可能性があります。

【主な症状と特徴】

この病気の最も重要なサインは、母子手帳などに記録する成長曲線が標準範囲から大きく下方に外れていくことです。具体的には、年間の身長の伸びが4cm未満になるなど、成長ペースの明らかな低下が見られます。その他、以下のような身体的特徴が現れることもあります。

  • 年齢に比べて顔つきが幼い(ベビーフェイス)
  • 筋肉が少なく、お腹周りなどに脂肪がつきやすい
  • 髪の毛が細く柔らかい

【診断と治療】

診断は、これまでの成長記録の確認に加え、血液検査や、薬を使って成長ホルモンの分泌反応を精密に調べる「成長ホルモン分泌刺激試験」などによって確定します。治療は、不足している成長ホルモンを注射で補う「ホルモン補充療法」が中心となります。この治療はご家庭で毎日行いますが、適切な時期に治療を開始することで、身長の伸びが改善し、最終身長を正常範囲に近づけることが期待できます。そのため、子どもの成長に関して気になることがあれば、早期に専門の医療機関へ相談することが非常に重要です。

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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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