非結核性抗酸菌症のNTM菌とはなんですか?
抗酸菌グループのうち、結核菌とらい菌を除く180種以上を総称する環境常在菌です。
NTMとは、抗酸菌グループのうち結核菌(Mycobacterium tuberculosis)と、らい菌(M. leprae)を除く180種以上を総称する環境常在菌です。
土壌・水道水・浴槽などに広く分布し、多くは無害ですが、一部の細菌は肺に定着し肺非結核性抗酸菌症を発症します。
日本ではMAC(M. avium, M. intracellulare)が原因の8割以上を占め、人から人への伝播はほぼ生じない点が結核と大きく異なります。
また、非結核性抗酸菌症の大半は肺疾患として現れますが、一部のNTMは皮膚・骨・関節・リンパ系・軟部組織にも感染します。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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