骨髄検査は痛いのですか?
局所麻酔を行うため痛みを軽減できますが、針を刺すときや骨髄液を吸引する際に痛みを感じる場合があります。
骨髄は、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞を作っている(造血)場所です。
骨髄検査は、骨髄の造血状態を調べたり、白血病や悪性リンパ腫などの血液疾患の診断、骨髄での腫瘍細胞の探索などによる腫瘍の進展状況の確認、抗がん剤の効果評価といったことを目的に行います。
- 骨髄検査には、骨髄穿刺および骨髄生検があります
- 骨髄穿刺では、骨髄穿刺針を用いて骨に穴をあけ、腸骨または胸骨の骨髄液を注射器で吸引します
- 骨髄生検では、少し太い針(骨髄生検針)を用いて腸骨から骨髄を採取します
これら骨髄検査の際は、局所麻酔を行うため痛みを軽減できますが、針を刺すときや骨髄液を吸引する際に痛みを感じる場合があります。
検査する場所(胸骨や腸骨で行います)を含め、詳細は担当の先生にご確認ください。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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「悪性リンパ腫」とはどのような病気ですか?
悪性リンパ腫とは、白血球の一種であるリンパ球ががん化する病気です。がん細胞の形態や性質でさまざまなタイプに分けられます。
悪性リンパ腫の原因は何がありますか?
原因ははっきり分かっていませんが、遺伝子異常やウイルスや細菌感染などと関連し発症する場合もあると考えられています。
悪性リンパ腫ではどのような症状がありますか?
首や脇の下、足のつけ根などのリンパ節が痛みを伴わずに腫れます。また、発熱や体重減少などの症状が見られることもあります。
悪性リンパ腫には初期症状はありますか?
リンパ節の腫れがもっとも一般的な症状です。押しても痛くない、やわらかい塊として触れられるのが特徴です。
悪性リンパ腫の場合、主にどのような治療をしますか?
悪性リンパ腫のタイプに応じて、化学療法や放射線治療、造血細胞移植などで治療します。
悪性リンパ腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内科(血液内科)を受診しましょう。
悪性リンパ腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
悪性リンパ腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
悪性リンパ腫のタイプや患者さんの状態に応じて、抗がん剤や分子標的薬を組み合わせた多剤併用療法で治療します。副作用にも注意が必要です。
悪性リンパ腫で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
放射線療法や造血細胞移植などで治療します。
悪性リンパ腫の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
悪性リンパ腫そのものや治療の影響で免疫力が低下しているため、手洗いやうがいを徹底してウイルスや細菌による感染症に注意しましょう。
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