腺腫様甲状腺腫の場合、主にどのような治療をしますか?
良性で無症状なら経過観察が基本です。大きなしこりや圧迫症状、がんの疑いがある場合は手術を検討します。
腺腫様甲状腺腫は基本的に良性の病気であるため、治療の第一選択は「経過観察」となることが多くあります。しこりが小さく、ホルモン値も正常で、細胞診などで悪性の疑いがない場合は、半年に1回程度の超音波検査で大きさに変化がないかを確認していきます。
積極的に治療(主に手術)を検討するのは、以下のようなケースです。
- 圧迫症状がある:しこりが数センチ以上に大きくなり、気管や食道を圧迫して「息苦しい」「飲み込みにくい」といった症状が出ている場合
- 悪性の疑い:検査の結果、しこりの中にがんが隠れている可能性が否定できない場合
- 見た目の問題:首の腫れが目立ち、美容的に改善したいと希望される場合
- ホルモン異常:しこりがホルモンを過剰に作るタイプ(中毒性多結節性甲状腺腫)で、動悸などの症状がある場合
以前は薬(甲状腺ホルモン剤)を飲んで、しこりを小さくする「抑制療法」が行われることもありましたが、現在はその効果が限定的であることから、経過観察か手術かのいずれかを選択するのが一般的です。
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(参考文献)
Jeffrey R Garber et al. American Association of Clinical Endocrinology And Associazione Medici Endocrinologi Thyroid Nodule Algorithmic Tool. Endocrine Practice. 2021, 27, 649-660.
Iwao Sugitani et al. The 2024 revised clinical guidelines on the management of thyroid tumors by the Japan Association of Endocrine Surgery. Endocr J. 2025, 72, 545-635.
Cosimo Durante et al. 2023 European Thyroid Association Clinical Practice Guidelines for thyroid nodule management. Eur Thyroid J. 2023, 12, e230067.
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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