急性ポルフィリン症とは何ですか?
急性ポルフィリン症は酵素の異常により神経系が障害される病気です。様々な症状が出現し重症では呼吸不全を起こし命を落とすこともあります。
急性ポルフィリン症は神経に影響を与えるまれな病気です。急性ポルフィリン症は、主に神経系が障害される肝型ポルフィリン症の総称で、ALA(アミノレブリン酸)合成酵素の異常により神経毒性を持つALAおよびPBG(ポルフォビリノーゲン)が体内に蓄積することで発症します。
代表的なタイプには急性間欠性ポルフィリン症、バルバガートポルフィリン症、遺伝性コプロポルフィリン症、ALAD(アミノレブリン酸脱水酵素)欠損ポルフィリン症があります。激しい腹痛、嘔気、便秘、頻脈、精神症状、手足の脱力などが主な症状で、重症例では呼吸不全を起こし死亡することもあります。
発作は思春期以降の女性に多く、
- 空腹
- ストレス
- 感染
- ホルモン(プロゲステロン:月経周期において排卵の後に分泌されるホルモン)
- 薬剤(バルビツール酸系薬剤やスルホンアミド剤)
などが誘因になります。
まず、発作の原因を取り除き、糖分(ブドウ糖)の投与やヘム製剤の投与により治療します。早期診断と適切な治療が重要です。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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