レム睡眠行動障害ではどのような症状がありますか?
夢のとおりに体が動き、叫んだり殴ったりするなどの異常行動が現れます。
レム睡眠行動障害の主な症状は、睡眠中に見ている夢の内容と一致した、はっきりとした行動や発言が現実の体に出てしまうことです。
具体的には、以下のような症状がみられます。
発声
大声で叫ぶ、わめく、笑う、はっきりとした寝言を言う、うめき声をあげるなど。
行動
夢の中で誰かと戦っていれば、殴るような仕草をしたり、蹴ったりする。
追いかけられる夢を見ていれば、手足をバタつかせたり、ベッドから転げ落ちたりすることもあります。
時には、起き上がって歩き回るような複雑な行動を取ることもありますが、これは比較的まれです。
これらの行動は、多くの場合、暴力的であったり、切迫した内容の夢(例えば、攻撃される、危険から逃げるなど)に伴って起こりやすいとされています。
ご本人は、その行動をしている間の記憶がないことがほとんどですが、行動の直後に起こされると、見ていた夢の内容を鮮明に覚えていることがあります。
この病気で特に問題となるのは、ご自身がベッドから落ちたり、壁にぶつかったりして怪我をすることや、無意識のうちに一緒に寝ている人(ベッドパートナー)を、殴ったり蹴ったりして、怪我をさせてしまう危険性があることです。
もし、ご自身やご家族にこのような睡眠中の異常な行動が見られる場合は、睡眠専門の医療機関に相談することが大切です。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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レム睡眠行動障害
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