レム睡眠行動障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
クロナゼパムがよく使われ、眠気やふらつきなどの副作用が出ることがあります。
レム睡眠行動障害の治療に使われる代表的なお薬には、「クロナゼパム」があります。
「クロナゼパム」は、ベンゾジアゼピン系という種類のお薬で、脳の神経の過度な興奮を抑えたり、筋肉の緊張を和らげたりする作用があります。これにより、レム睡眠中の異常な行動を抑える効果が期待されます。
副作用としては、日中の眠気、ふらつき、めまい、集中力の低下、脱力感などが報告されています。特に高齢者では、ふらつきによる転倒に注意が必要です。
また、長期間使用すると、お薬への慣れ(耐性)や、やめようとしたときに離脱症状(不安、不眠など)が出ることがあるため、医師の指示通りに服用し、自己判断で中止したり量を変更したりしないことが大切です。
お薬の選択や使用量は、患者さんの年齢、症状の重さ、他の病気の有無、他に服用しているお薬などを考慮して、医師が慎重に判断します。
副作用が心配な場合や、実際に副作用と思われる症状が出た場合は、自己判断せずに必ず医師や薬剤師に相談してください。医師は、副作用の状況をみながら、お薬の種類を変えたり、量を調整したりして対応します。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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