レム睡眠行動障害には初期症状はありますか?
寝言の増加や手足の軽い動き、暴力的な夢などが初期のサインかもしれません。
レム睡眠行動障害の初期症状は、はっきりとした激しい行動が現れる前段階として、比較的軽いものから始まることがあります。そのため、ご本人も周りの人も気づきにくい場合があります。
具体的には、以下のような変化が初期のサインとして考えられます。
- 寝言の変化:以前よりも寝言が増えたり、内容がはっきりとした言葉になったり、声が大きくなったりすることがあります。
- 手足の軽い動き:睡眠中に手足がピクッと動いたり、小刻みに震えたり、何かを掴むような仕草をしたりといった、比較的軽微な動きが見られることがあります。
- 夢の内容の変化:追いかけられたり、攻撃されたりするような、暴力的または不穏な内容の夢を頻繁に見るようになることがあります。
- 軽い体動:寝返りとは異なる、少し目的のあるような体の動きが見られることもあります。
これらの初期症状は、ご本人が自覚することは少なく、多くは一緒に寝ているご家族(ベッドパートナー)が「最近、寝言が多いね」「寝ているときによく手足が動いているよ」といった形で気づくことが多いです。
もし、このような初期のサインが見られ、それが徐々に頻繁になったり、動きが大きくなったりするようであれば、レム睡眠行動障害の可能性も考えられます。
特に、これらの症状が、パーキンソン病などの神経の病気の非常に早い段階の兆候であることもあるため、心配な場合は早めに睡眠専門の医療機関や脳神経内科を受診し、相談することをおすすめします。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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